Aikの技術的な進捗部屋

技術的な進捗とか成果とかを細々と投稿するブログです。時々雑記も。

LaTeXのはじめ その3

前前回LaTeXとは、LaTeX導入 前回LaTeXのざっくりとした書き方

※今回は特に前回からの続き要素が強めです。

LaTeXを使ってて気づいた事

前回LaTeXのざっくりとした書き方をまとめました。

今回は、LaTeXを使ってみて気づいた事(つまづいた所や気をつけた方がいい事も)をまとめておきます。
トリビア的な知識もあります…何かの役に立つかもしれませんな。

コメントについて

コメントアウトは、1行形式と複数行形式(パッケージ読み込みが必要)が使えます。

1行形式なら行の先頭に%
複数行なら\usepackage{comment}でパッケージを読み込み、下記のように書けばOKです。

\begin{comment}
コメントアウトしたい文
\end{comment}

改行について

LaTeXで改行をするのは、ちょっと面倒くさいです。
((とは言っても、考え方はMarkdownと一緒の様なものですが…。

まず、LaTeXで普通に改行をしたい場合は、\\(バックスラッシュ2個)を入れればOKです。
例えば下記の様なコードだと、

hoge\\fuga

コンパイルするとこの様に表示されます。

hoge
fuga

しかし、コード内で例えば

hoge

fuga

こう言った形で書いても、

hoge
fuga

この様に表示されます。
但し、1行目と2行目の行間は↑よりも広いです。

どうしてこうなるかと言うと、LaTeXでは1行開けると「段落が変わった」扱いとなるからです。
なので\\の改行よりも、行間は少し広めに取られるんですな。

同じ段落扱いで改行したい時は\\を使いましょう。
(Markdown記法と感覚的には一緒かな?

太字や斜体等について

太字にするには\textbf{太字にしたい文字}を、斜体にするには\textit{...}を使います。

と思ったの…ですが、少し調べると斜体にするコマンドは正確には「イタリック体」にするコマンドでした。

イタリック体は英語文字に存在する概念らしく、「イタリック体」と「斜体」は別物として扱われる様です。
※日本語におけるイタリック体にまつわる記述が載った、面白い記事がありました↓
日本語のタイポグラフィにおけるイタリック体と斜体について

ここで、「イタリック体は英語文字にしかない概念だとするならば、日本語に対して\textit{...}を使っても効果は無いのか?」と思い、実験してみました。

結果…。

LaTeXでtextitコマンドを用いれば斜体文字になるか試してみた結果

予想通り斜体にはなりませんでした。やっぱり。
ちなみに斜体にするにはどうするか調べましたが、マクロを用意したり専用フォントを用意してあげないと無理そうです…。

なお、この太字にするコマンドやイタリック体にするコマンドは、非推奨のコマンドもあるそうです。
対応表等も載った詳しいサイトはこちら(TeX入門)

貰った資料テンプレートにも、しっかり非推奨コマンドがありました。
昔から代々受け継がれてきたものらしいのでね…歴史を感じる。
でも使うのは現代の私たちですし、こう言うのも気をつけないとね!

特殊文字について

どうやらLaTeXには、普通に記述できる記号と出来ない記号がある様で。

普通に記述出来ない記号としては &{}#_ など、LaTeX記法では別の目的として使う記号が該当しております。
当然と言えば当然ですね…。

もしこういった記号を記述したい場合は、それ専用の記述が必要です。
上記に挙げたものであれば、記号の前に\(バックスラッシュ)を置いて記述すればOKらしいですが…。
他にも色んな記述方法があるみたいなので、気になった場合はLaTeX 特殊文字で調べてみるといいかも。

ちなみに私は&を普通に書いてたせいでコンパイルが通らず、小1時間ほど格闘しました(血涙)。
入門サイトを読むって大事ですね。

TeXにおけるフォント変更について

TeXで使用する文字のフォントを変更するにはどうすればいいのかな」とふと思い、調べてみました。
デフォのフォントが凄く綺麗なので、無理に変更する必要も無いんですけどね。

調べた結果、TeXでのフォント変更は非常に困難なことがわかりました。
参考記事(TeX入門)

どうしてそうなったのかと言うと(参考記事の文書をまとめてみました)、

TeX開発当時は今のTrueTypeフォントみたいな形式が広まっておらず、TeXみたいな高度なものに耐えうるフォント形式もなかった」
→「無いなら作っちゃえばいいじゃない。TeXで読み込める独自形式のフォントファイル(TFMファイルを作ろう」
→「あれいつの間にかTrueTypeフォントっていう規格のフォントファイルが流行してるぞ」
→「俺らが作ったTFMファイルの方がマイナーになっちゃったお…」
→「TFMでフォント配布してるとこなんて全然ないお…これじゃないとTeXでフォント変更できないのにぃ…」

って感じです。悲しい…。
ただ、個人で作成されたものやGoogleAdobeが提供しているものもあるみたいです。

頑張れば自分でもTFMファイルは作れるとのこと…でも中々骨が折れそうな作業っぽいです。

一覧表の更新(mktexlsr)について

覚えておくとつまづき防止になりそうだったのでメモ。
自分で参考記事をまとめようかと思いましたが、参考記事の記述がすごく良かったので引用という形で残しておきます。

LaTeXがファイルを読み込むときはTeXディレクトリの中から目当てのファイルを探しますが,
ファイルを探すのはそれなりの時間がかかります。
そこで考え出されたのが「あらかじめファイルの一覧表を作っておき,ファイルを探すときにはそれを参照する」
という仕組みで,この一覧表(ls-R)を作るコマンドがmktexlsrです。
手元のシステムでこの一覧表を利用しているかどうかはls-Rというファイルが存在するかどうかを調べるとわかります。

TeX Liveでは,このls-Rという一覧表でファイルを管理しています。
このため,新しいパッケージなどをインストールするたびに一覧表を更新してやらないと,
せっかくインストールしたつもりのパッケージもLaTeXから見つけてもらえずに使用できません。
TeX Liveでパッケージを追加した場合は
mktexlsr
を実行して一覧表を更新しましょう。
Unix系であれば管理者権限が必要ですので,
sudo mktexlsr
として実行します。

参考記事(TeX入門)

長さの単位について

LaTeXでは、長さの単位として下記のものを使えるそうです。
まとめてあった記事があり、その記事より引用させていただきました。
※引用文中では表組みが使えなかったので、こういう表示となりました…申し訳ありません。

medemanabu.net

単位 概要 補足
pt ポイント 1 pt = 1/72.27 in
in インチ 1 in = 25.4 mm = 2.54 cm
mm ミリメートル 1 mm = 0.1 cm
cm センチメートル 1 cm = 10 mm
pc イカ 1 pc = 12 pt
bp ビッグポイント 1 bp = 1/72 in = 0.3527 mm
sp スモールポイント 1 sp = 1/65536 pt
ex 欧文フォントの高さ
em 和文フォントの幅

ページ番号の消去法について

LaTeX文書はデフォルトでページ番号がくっついてきますが、ページ番号を消去したい場合もあると思います。
全部のページ番号を消去する場合は\pagestyle{empty}コマンドを、
特定のページ番号を消去する場合は\thispagestyle{empty}コマンドを用います。

なお、この\pagestyleコマンドですが、引数(上記の場合だとemptyにあたる部分です)を変更する事でページ番号周りの設定も出来るそうです。

詳しくは下記記事を。ページ番号の形式の変更が出来るコマンドの紹介もあります。
www.latex-cmd.com

パッケージ「titlesec」について頂いた資料テンプレートにしれっとある「titlesec」というパッケージについて調べてみました。

※公式の配布サイトはこちら(英語です)

こちらのパッケージを使うと、見出しの形式や修飾が簡単に行える様になるそうです。
色んなレイアウト例をまとめておられるサイトもあり、そちらを見るとかなりオシャレなレイアウト等も簡単に出来るみたいです…すごい。
参考サイト

ちなみに頂いた資料テンプレートでは…よく分からない使い方をしてありました。
「これここの部分消しても問題なくね…?」と思って消してみたら、案の定変化は無かったです。
いったいあの箇所で何をしてたんだ…。

参考までに、該当箇所のソースコードを載せておきます。

\usepackage{titlesec}
\titleformat*{\section}{\large\bfseries}
\titleformat*{\subsection}{\normalsize\bfseries}
\titleformat*{\subsubsection}{\normalsize\bfseries}

今後について

一先ずLaTeXについては満足いく所まで調べられましたので…。
もし他にも気づいた事等ある際は、別の記事にまとめると思います。