Aikの技術日記

技術的な進捗とか成果とかを細々と投稿するブログです。時々雑記も。

ExcelでWebアプリが作れるサービスがあるらしい

Excel関連の面白そうなツール見つけました

最近Twitterを見てると、IT関連の方々の嘆きの声がちょいちょい聞こえます。
中でも「社内で代々使われてきているExcelファイル、てめーのせいで効率落ちるんだよ!」とか「何でもかんでもExcelでやりやがる風潮がクソ」とか言うツイートに結構衝撃を受けました。

もちろんこの様にExcelの事をツイートする方々も、別にExcelが嫌いというわけではなく「上司が脳死状態で何でもかんでもExcelを強要する風潮」が大嫌いなだけでしょう。

実際、筆者もExcelはちょいちょい使いますが、結構有用なツールだと感じますし…。
(Googleスプレッドシートの話は一先ず置いておきましょう)

ただ、熟練したExceler、所謂「Excel名人」の中にはExcelに適した用途(データ管理)以外でもExcelを使ってしまうみたいです。
そしてその所為で大変な事になる場合も…。
(例を挙げるならば、レイアウトに凝った分データ管理がしにくくなったExcelシートとかですかね)

この様な…強く言えば「Excelの間違った使い方」をしている方々に向け、面白そうなツールを最近見つけました。

Forguncyとは

その面白そうなツールは「Forguncy」というもの。
このForguncyを使うと、従来のExcel感覚でWebアプリを作れちゃうのです。

詳しくは、下記の引用文をば…。

Forguncy(フォーガンシー)とは?
Excel感覚で手軽にWebアプリを作成できるツールです。
Excelの知識があれば、プログラミングの経験がなくても業務アプリを作成できます。
作成したWebアプリの運用を開始するにも難しい専門知識は不要です。

※公式サイト: ノンプログラミングWebアプリ作成ツール - Forguncy(フォーガンシー)| グレープシティ株式会社 |より引用

なお、Forguncy開発元が謳っているキャッチコピーは、「Excel名人をWebアプリ開発者に、『Forguncy』」というものです。

Forguncyを実際に使われた方の記事も覗いて見ましたが…結構しっかりしたツールである様子。
www.buildinsider.net

このForguncyで自分が特に面白いなと思った所は、下記の通り。

  1. ExcelライクなUI
  2. Excelファイルをビューとデータに分割
  3. 既存のExcelファイルをそのままインポート、Webアプリ化可能
  4. 作ったWebアプリ画面をそのままExcel出力も可能

特に2.の項目はかなり面白いなと感じました。

Excelファイルをビューとデータに分割」とは?

ForguncyでのWebアプリ作成は、先にも述べた通りExcelライクで行えますが…。
ForguncyとExcelで決定的に違う事、それが「Excelファイルをビューとデータに分割」する事です。

「今までExcelファイルが問題視されていた原因の1つに、見た目とデータを両方同時に1つのExcelファイルで表現しようとする」とForguncy側は問題提起しており、 その解決法として、Forguncyでは上記の様な構造になっているのです。

この構造のため、既存のExcelファイルをインポートする際は、そのExcelファイルを「ビュー」として読み込むか「データ(テーブル)」として読み込むか選択しないといけません。

ただ、これのお陰で今まで煩雑だったExcelファイルの扱い方を変える事ができる、とも言えそうですね。

最後に

自分としては、このForguncyというツールをすごく面白く感じました。
もちろん既存のExcelファイルのままがいい、と言う場面もあるかと思いますが、このツールでないと出来ない事もたくさんあると思うので…。
その辺りの決定は、やはりやりたい事や実現したい事と相談しながら…になるのですかね。

また、このForguncy…購入や運用には非常に高い金額がかかります(10万円単位のお金がかかる)。
個人で使うのはかなり難しいかもしれません…が、Forguncyの全ての機能を使える90日間の無料体験版もあるので、気になった方はそちらを使ってみるといいかもしれません。

ではでは|д゚)