はじめに
お久しぶりです、筆者です。
以前当ブログにてYoutube分析関連のAPIについてまとめた際…。
同じく筆者が使っている、Google Analytics(通称GA)のAPIもある事を小耳に挟みました。
GAといえばサイト分析の定番ツールとも名高いもの。
サイト運営者なら必ず耳に入れたことはあるでしょうし、私も僭越ながら当ブログにGAを入れております。
…ただ、まぁ…GAは出来ることが多く…。
あまり本気でサイト運営を考えてないこともあり、GAは入れっぱなしで活用できてないのが現状です。
とはいえこれでは入れ損なので…何とかしてGAと和解したいなと常日頃思っていた次第でした。
GAのAPIがあるなら、そのAPIを学んでいきつつGAともワンチャン和解できないか…と思い、当記事にてまとめつつ知識を付けようと思った次第です。
((API経由でGAへの理解を深めるのは、なんだか順序が逆な様に思えますが…
それではいきましょう。
GAのAPIにはどんなものがあるか
まずはGAのAPIの種類について見ていきましょう。
((超巨大企業Googleさんが運営しているからか、1つのAPIで色々出来るって構成にはなってないみたいです…
執筆当時(2023/08/16)現在、GAを取り巻くAPIは複数個あり…。
それぞれでやれる範囲が異なってきます。
公式Docsをもとにまとめてみると以下の通り:
- Data API v1(ベータ版): レポート閲覧
- Metadata APIと組み合わせて使用する
- Multi-Channel Funnels Reporting API: 認証ユーザーのコンバージョンに至るまでの経路を取得
- コンバージョン(CV): そのサイトが最終的に達成したいゴールのこと、ECサイトだと商品の購入が定番のCV
- Real Time API: 現時点でサイトを閲覧しているユーザーの情報を取得
- Admin API v1(ベータ版): GAの設定の閲覧,変更
- カスタムイベント、プロパティの管理からアカウントの管理やデータ共有設定まで割と色々いじれる
- Embed API: GAコンソール上のレポートをサイトへ表示可能に
また、User Deletion APIという、「ユーザーIDを指定し紐づいているデータの削除」を行うAPIなんかもあります。
データ保護法で何らかの対策をする際に使用するのかも…。
なお、上記のAPIは全てGA4に対応したAPIとなっております(多分…)。
もし分析対象のGAがUAである場合、Data APIはReporting API v4を、Admin APIはManagement API v3を使わないと同等のデータが取れません。お気をつけて…。
((とはいえData APIやAdmin APIはまだベータ版ですし、執筆当時以降でまた様変わりする可能性ありますが
GA4とUAとは?
GA4とUA(Universal Analytics)は、どちらも「Google Analyticsの測定方式」を指します。
以前のGAは、UA形式しかなく…この形式では「エンドユーザーのセッションベース」で測定を行っていました。
また測定時にはCookieも用いていたみたく、分析の考え方も「ページに来てくれた回数」という単位で考える形でした。
しかし、2020年10月にGA4が正式リリースされ、更にGoogle側から2022/03/16にUAが廃止→GA4への移行勧告がなされます。
恐らくGDPR(EU一般データ保護規則)によって、CookieやIPアドレスがEU国内部では個人情報と見做される様になったり…。
Safariが3rd Party Cookieを無効化したりなど、UAの測定形式では情報を取れなくなったのでこの様にしたのでしょう。
新しく採用されたGA4は、上記に対応するためかCookieを使用せず、セッションベースではなくイベントベースで測定を行う方式です。
要は「このページに来たら○○したって事ね」と分析するのではなく、「このイベントがあったから○○したって事ね」と分析する形です。
※測定の考え方が根本から変わったので、当時のGA界隈はまぁ混乱していたのを覚えています…UAが廃止されると勧告があった時は特に。
参考: https://support.google.com/analytics/answer/10089681
ざっと見る限り「とりあえずGAのデータを見たい」のであれば、Data APIを集中的に使っていく事になりそうですね。
より詳細に分析したいならMulti-Channel Funnels Reporting APIも面白そうです。
GA管理を行うならAdmin APIになると思いますが、正直設定周りならGAコンソール上からやっても良いのかなと思ったり…。
Real Time APIについても、GAコンソールの「リアルタイム」タブが優秀なので…そっちを見る方が良いんじゃないかと思ってますがどうでしょう…。
ここからは各APIの詳細を見ていこうと思います…が、キリもいいので当記事はここまでにしておこうかと。
おわりに
今回はサイト分析の定番ツール「Google Analytics」を取り巻くAPIの種類を見てみました。
記事としては短く終わってしまいましたね…。
あと概要を軽く調べた程度では分かりづらく…真に分かるには各APIを深掘りしないときつそうです。
以前Youtube分析関連のAPIを調べた際も感じましたが、Googleさんは1つのサービスに対してAPIを用途ごとに細かく分類する傾向にあるので…。
まずはAPIの種類を洗い出す所からやらないと、頭がこんがらがりやすいなと。
…あと蛇足にはなりますが、GA4形式のGAをAPIから取得するにはまだ早計かもしれないと思ったり…。
主役となりそうなData APIがまだベータ版ですし、もう少し時期を見計らってもいいのかもしれないと感じました。
((それでもまとめはしますが
次回からは各APIについて深掘りしていきたいと思います。
とりあえずはData APIから見ていこうかなと…多分全部のAPIは深掘りしないのでご了承をば。
それでは|д゚*)