GitKrakenについてまとめてみた&使ってみた
はじめに
私はよくGit…Githubにお世話になっており、これまでGitの利用にあたってはCLI経由で行なっていました。
かれこれGitは初めて触ってから3年か4年くらい経つので、GitのCLI利用にはすっかり慣れちゃったのですが…。
CLIだとどうしても「コミットログが見にくかったり」「ブランチの状態がわからなくなりがち」で割と問題視にはしてました。
「だったらSourceTree使えばいいじゃない」という意見もありますが、SourceTreeのGUIの色味がが気に食わず、ずっと触れずにいました。
そんな最中、最近SourceTreeの様なGit GUIツール「GitKraken」を知り。
www.gitkraken.com
GUIもめっちゃくちゃイカしてますし、こりゃいいと思い使ってみることに!
…というわけで、本記事ではGitKrakenについて少しまとめたりGitKrakenを使ってみた感想を書いたりしようかなと思います。
GitKrakenの機能
GitKrakenは「axosoft」というアリゾナ州スコッツデールにある企業が作成されたツールです。
無料でも使用できますが、Privateリポジトリへのアクセス機能などは有料版でないと使用できません。
リリースノートをみる感じ、かなり頻繁にアップデートがなされております。有難や…。 support.gitkraken.com
また、サポートしているGitクライアントも豊富にあります。
Githubはもちろんのこと、BitbucketやAzure DevOpsまで対応されております、素敵!
詳細な対応リストは下記に…。
ちなみにGUIはこんな感じ。
黒を基調とした非常にモダンな感じの雰囲気となっています。
もちろんカラーテーマもいじることができ、現在の最新バージョン(Version 6.1.4)では、「黒基調のDarkテーマ」と「白基調のLightテーマ」から選択可能です。
Lightテーマもこれはこれでおしゃれな感じです…。
また、SourceTreeとGitKrakenの機能面から見た違い…については、下記の記事に非常にわかりやすく書かれていたので参考に…。 spc-jpn.co.jp
合わせて、GitKrakenの導入方法や使用方法についても、下記の記事に非常にわかりやすく書かれていたので参考に…。 elated-blackwell-51e103.netlify.com
有料プランについて
先ほども少し(?)話しましたが、GitKrakenは有料プランが存在します。
有料プランは2種類あり、「Individual」プランと「Pro」プランに分かれています。
無料プランでも十分に扱うことは可能ですが、Privateリポジトリを操作するならIndividualプラン以上にしないといけない感じです…。
各プランの違いは下記に…:
- Free: 無料
- Individual: 年間29ドル
- Free版と比較し下記の機能が追加:
- Privateリポジトリの編集
- GitKraken内で競合マージによるConflictを編集可能
- Gloボード上のカスタム背景画像が利用可能
- 利用にはGitKraken v6以上が必要
- Free版と比較し下記の機能が追加:
- Pro: 1ユーザーあたり年間49ドル
- Individual版と比較し下記の機能が追加:
.gitconfig
を管理するためのプロファイルが利用可能- GitHub、GitLab、BitBucketなどと統合して利用可能
- ユーザーの管理が可能となる(マルチユーザー対応)
- メールサポートが保証される
- Individual版と比較し下記の機能が追加:
見てみると、Individual版は個人開発向け、Pro版は企業向けといった形でしょうか。
なお、Proプランは7日間の無料体験期間があるため、そちらで体験してみてよければProに…といった運用も可能です。
感想
ここからはGitKrakenを使ってみた感想を書きたいと思います。
(筆者がGit GUI使ったの初めてということからCLIと比較した感想となるため、GitKraken固有の感想とはならない気もします…)
これまでのGit CLI運用と比較し、addやコミットが驚くほど手軽にできる様になりました。
ボタンをポチッと押し、専用のテキストボックスにちょちょいとコミットメッセージ書けばもうコミットされてる…もう超便利です。
これまでだと、git commit -m
でコミットメッセージ打ってる途中に間違えてEnter押しちゃって「ああ…」となることもあったのですが、GUIからならそんなことも起こりづらく快適です。
さらの、ブランチやコミットログがすっごく見やすくなったのもありがたいです。
…とはいえ私は個人開発が主であり、基本master
ブランチへの直コミットがほとんどなので…ブランチが見やすくなったところで、というのはありますが。
でもコミットログが見やすくなったのは非常に最高です!
過去のコミットも非常に追いやすくなり「過去のコミットメッセージに合わせていい感じのコミットメッセージを書く」ことも非常に容易にできる様になりました!
もうgit log
で過去ログを延々と追っていったり、Githubにわざわざアクセスしてログ見たりしなくていいんだぁ…。
さらに、複数のリポジトリをタブ形式で同時並行管理できるのもまたいいなと…。
これまで複数のリポジトリを同時並行管理するには複数のコンソールを開かなきゃいけないというクソみたいな感じでしたが…。
そういった苦労からも解き放たれ、快適に開発ができる様になりました。
そして極め付けは「コミットメッセージのテンプレートがリポジトリごとに設定可能な」所ですかね。
もうこの機能が最高に最高で…(語彙力崩壊)。
日記やブログ記事の管理リポジトリなら、定期更新がほとんどなのでコミットメッセージにあまり変化がないため、こうしてテンプレート化できるのはすっごくありがたいです。
ただ、GitKraken…というかGit GUIツールの欠点(?)として、「簡単にaddやコミットが出来てしまうためコミットのハードルが下がりすぎちゃう」点があげられるかなと。
まぁこれは使いやすさのトレードオフですがね…。
何となく、CUIだとコマンドを1個発行するのに慎重になれる感じがして(git status
で状態を確認しコミットするのが当たり前になる)。
GUIだとボタン1つでいろんな処理ができちゃうから…便利になる分、無駄なコミットが増えてしまわないかな?と思っちゃいます。
まぁまだGitKrakenは使いたてなので、慣れていけばうまい付き合い方も見えてくると思いますが。
終わりに
GitはこれまでCLIで運用していた筆者にとって、GitKrakenは本当に革命的でした…いや本当に。
今後もガンガンお世話になっていきそうです。
それでは|д゚)