Aikの技術日記

技術的な進捗とか成果とかを細々と投稿するブログです。時々雑記も。

技術書典7で購入した本の感想をまとめてみた その1

はじめに

お久しぶりです、筆者です。
最近はコロナウイルスの影響で「Stay Home」味が増してますね…。
こんな時はインドアで完結する趣味や娯楽が強いのかなぁと思う次第です( ˘ω˘ )

さて、今回は「2019/09/22 (日) 」に開催されました『技術書典7』の戦利品の感想を述べていこうかと。
((もう半年も経ってるのに全然読めてないのはナイショ
今回の技術書典でも実に様々な本を買いましたが…。

今回の記事では、上記の中からchipco designさんが発行された『同人誌 表紙デザインメイキング集』についての感想をば。
※本のスクショ等はありません。あくまで「この本を読んだ筆者の感想」をメモ書き程度につらつらと書いていきます

それではいきましょう!

読書感想: 『同人誌 表紙デザインメイキング集』

漫画本の表紙やイラスト等がない小説の表紙、はてはお品書きのデザインまで幅広いデザインの例が載せられていた本でした。
デザインに関してはどれも非常に高クオリティであり、参考にするには最高のデザイン例ばかりが載ってありました。

ちなみに個人的には、漫画本の表紙がどの様にデザインされるのかは非常に興味があって…。
基本的にはイラスト〜デザインまで全てを手がけることはない1でしょうから、絵描きとしては「原作者のイラストを最大限に引き出せるデザインってどの様に作られているのか」というのが気になってました。

読んでみた感想は色々ありますが…。
まず第一に思ったのは「デザインはやっぱフォントや色が重要なんだな」ということと、「デザインの型やパターンを知ることは引き出しをたくさん作るのと同じ事だな」という事です。

前者の「フォントと色」については、デザインにおいてはもはや大前提の様に思えました。
どの例でも、使用したフォントやカラーについては当然のごとくしっかりと記載されている&フォントやカラーのパターンについてもしっかりと解説が入っている事から、デザインを語る上では欠かせない要素なのだなということがみて取れました…。
(どの例でも大体4パターンくらいフォントとカラーのパターンを挙げられてましたし)

筆者もフォントと色を凝っただけなのにすっごく綺麗なプレゼン資料フォーマットが出来上がった経験から(隙自語)、重要性は察してはおりましたが…。
デザインの世界ではフォントとカラーにこだわるのは当たり前なことなのですかね(あとカーニング)。

後者の「デザインの型やパターンの知識」については、どちらかというと「フォントや色 だけが デザインにおいて重要じゃないんだな」ということが理解できたという方向性です。
小物の配置の仕方、イラストの置き方、ストライプ柄やドット柄などの柄パターンの使い方など…。
きっとやり方は無数にあるので、「良い組み合わせや良いパターン、面白いパターンを知っておく」ことが重要なのかなと。
そうして様々なパターンを学び基礎を知った上で、遊び心を加えると「基本にブレない良いデザイン」が出来上がるのかなと思いました。

他に読んでみた感想としましては「デザイナー御用達のツール(IllustratorPhotoshopIndesign)には使われるだけの機能が詰まっているんだな」ということです。
スウォッチ機能を用いれば、複数要素の色やパターン(ストライプ模様など)までも一気に変更できる事から、複数個のデザインパターンの見比べに重宝しそうなことや、カーニングを行うのにすっごく便利そうな字詰め機能(文字全体と1文字単位で両方に設定可能)など、他のツールでは見慣れない様なツールが数多くある様に思いました。

また、一見複雑そうな枠も機能を用いる事で簡単に作成可能なことも…アピアランスは神。
今回の本を機に、そういった「ツールを使いこなすための情報」も集めていきたいなぁと思った次第でした!
筆者もせっかくAdobeCC購入しているので、今度お品書きを作るときはIllustrator等でやってみようと思います!

また、「お品書きのデザイン」の項目に書かれていた下記:

おしながきはレイアウトが難しいため、あまり画像を動かし過ぎると後から生合成を合わせるのが大変になります。
この様なアレンジはある程度完成してからするのが良いかもしれません
※P36より

…については非常に目から鱗でした。
おしながきが難しい理由は「同人誌の表紙と比べると情報量が多いこと」や「既刊と新刊の数が変わる度にレイアウトもだいぶ変わってしまい、レイアウトの使い回しができない」ことを挙げられておりました。
個人的には、他にも「値段とタイトル、サークル名とサークルスペース記号、など重要度の高い情報がバラバラに存在すること」も挙げられるんじゃないかなと思います。
ただ、なんにせよ「おしながきのデザインは難しい」という事を認識できたのは非常によかったです…!

あと、個人的にチャレンジしてみたいなって思ったのは「多色刷りの様なデザイン(全体の色数が2色〜4色などの極端に少ないデザイン)」です。
クールで洗練された印象を与えることが多いこのデザインに、筆者もチャレンジしてみたいなと!
((まー同人誌やグッズ作るところから始まるんですけどね
それこそ次にオリキャラを作る際、参考にしてもいいかなって思いました!

1冊の本だけでここまで長く感想を書いてしまうとは…。
でもそれだけこの本から得られるものは大きかったのかな、と思います!

最後に

今回は技術書典7の戦利品感想文をしたためてみました。
戦利品の中でまだまだ読み切れてない本はたくさんあるので…。
今後読んでみて面白かったなぁor感想書きたいなぁという本がありましたら、またこうして記事にしてみようかなと。
((まだ読みかけですが、「デスマーチサバイバルブック」の感想とかはぜひ書きたいですね…。

ちなみに…。
読んでから気付いたのですが、今回読んだ本は完全な同人誌ではなく普通に出版されている本であるそうで。
Amazonでも出品されています

技術書典は、こうした書店で売っているような本が作者を直接介して購入できるような所もいい所だなぁと思ったり。

それでは|д゚)


  1. 中には全部やっちゃう方もいらっしゃるそうで…。『宝石の国』を描かれた市川春子さんは確かイラスト〜デザインまで全てを手がけられてあったはず。