Ruby on Rails入門 その1
その4追記(Atomの環境設定-後編追記)はこちら
その4後編(Atomの環境設定-後編)はこちら
その4前編(Atomの環境設定-前編)はこちら
その3(Railsでの簡単なアプリ開発編)はこちら
その2(Rails起動編)はこちら
その0のようなもの(PrograteでRails触ってみた編)はこちら
Railsに本格的に触れるよ!
前回はPrograteを使ってRailsがどんな感じかを学んでみました。
今回はいよいよ自分のPCにRails環境を構築していきたいと思います。
Railsインストール
Rails入門サイトを見ながら、早速インストール…の前に、まず自環境にRailsが入ってないかを一応確認。
バージョン確認コマンドrails -v
で調査…うん、入ってなさそうでした。
出力されたテキストを見る感じ…どうやらコマンド1つ(gem install rails
)叩くだけでRailsインストールは完了するとのこと。
「あれ、結構簡単にできるんだなぁ…」と思いながらコマンドを叩いてみました。
結果は…うん、ダメでした。
sudo
コマンドで実行しても失敗してしまいました…。
nokogiriでつまづく
エラーメッセージを読むと「nokogiriというツールを再インストール」とありましたので、言われるがままに実行。
すると下記の様なエラーが…。
※かなりの長文なので折りたたんでいます
展開する
[~ ]$ sudo /usr/bin/gem install nokogiri -- --use-system-libararies Building native extensions with: '--use-system-libararies' This could take a while... ERROR: Error installing nokogiri: ERROR: Failed to build gem native extension. current directory: /Library/Ruby/Gems/2.3.0/gems/nokogiri-1.8.3/ext/nokogiri /System/Library/Frameworks/Ruby.framework/Versions/2.3/usr/bin/ruby -r ./siteconf20180624-35425-1fy9fn6.rb extconf.rb --use-system-libararies checking if the C compiler accepts ... yes checking if the C compiler accepts -Wno-error=unused-command-line-argument-hard-error-in-future... no Building nokogiri using packaged libraries. Using mini_portile version 2.3.0 checking for iconv.h... yes checking for gzdopen() in -lz... yes checking for iconv... yes ************************************************************************ IMPORTANT NOTICE: Building Nokogiri with a packaged version of libxml2-2.9.8 with the following patches applied: - 0001-Revert-Do-not-URI-escape-in-server-side-includes.patch Team Nokogiri will keep on doing their best to provide security updates in a timely manner, but if this is a concern for you and want to use the system library instead; abort this installation process and reinstall nokogiri as follows: gem install nokogiri -- --use-system-libraries [--with-xml2-config=/path/to/xml2-config] [--with-xslt-config=/path/to/xslt-config] If you are using Bundler, tell it to use the option: bundle config build.nokogiri --use-system-libraries bundle install Note, however, that nokogiri is not fully compatible with arbitrary versions of libxml2 provided by OS/package vendors. ************************************************************************ Extracting libxml2-2.9.8.tar.gz into tmp/x86_64-apple-darwin17/ports/libxml2/2.9.8... OK Running git apply with /Library/Ruby/Gems/2.3.0/gems/nokogiri-1.8.3/patches/libxml2/0001-Revert-Do-not-URI-escape-in-server-side-includes.patch... OK Running 'configure' for libxml2 2.9.8... OK Running 'compile' for libxml2 2.9.8... ERROR, review '/Library/Ruby/Gems/2.3.0/gems/nokogiri-1.8.3/ext/nokogiri/tmp/x86_64-apple-darwin17/ports/libxml2/2.9.8/compile.log' to see what happened. Last lines are: ======================================================================== CCLD libxml2.la CC testdso.lo CCLD testdso.la CC xmllint.o CCLD xmllint ld: warning: ignoring file /usr/local/Cellar/xz/5.2.3/lib/liblzma.dylib, file was built for x86_64 which is not the architecture being linked (i386): /usr/local/Cellar/xz/5.2.3/lib/liblzma.dylib Undefined symbols for architecture i386: "_lzma_auto_decoder", referenced from: _xz_head in libxml2.a(xzlib.o) "_lzma_code", referenced from: _xz_decomp in libxml2.a(xzlib.o) "_lzma_end", referenced from: ___libxml2_xzclose in libxml2.a(xzlib.o) "_lzma_properties_decode", referenced from: _is_format_lzma in libxml2.a(xzlib.o) ld: symbol(s) not found for architecture i386 clang: error: linker command failed with exit code 1 (use -v to see invocation) make[2]: *** [xmllint] Error 1 make[1]: *** [all-recursive] Error 1 make: *** [all] Error 2 ======================================================================== *** extconf.rb failed *** Could not create Makefile due to some reason, probably lack of necessary libraries and/or headers. Check the mkmf.log file for more details. You may need configuration options. Provided configuration options: --with-opt-dir --without-opt-dir --with-opt-include --without-opt-include=${opt-dir}/include --with-opt-lib --without-opt-lib=${opt-dir}/lib --with-make-prog --without-make-prog --srcdir=. --curdir --ruby=/System/Library/Frameworks/Ruby.framework/Versions/2.3/usr/bin/$(RUBY_BASE_NAME) --help --clean --use-system-libraries --enable-static --disable-static --with-zlib-dir --without-zlib-dir --with-zlib-include --without-zlib-include=${zlib-dir}/include --with-zlib-lib --without-zlib-lib=${zlib-dir}/lib --enable-cross-build --disable-cross-build /Library/Ruby/Gems/2.3.0/gems/mini_portile2-2.3.0/lib/mini_portile2/mini_portile.rb:402:in 'block in execute': Failed to complete compile task (RuntimeError) from /Library/Ruby/Gems/2.3.0/gems/mini_portile2-2.3.0/lib/mini_portile2/mini_portile.rb:373:in 'chdir' from /Library/Ruby/Gems/2.3.0/gems/mini_portile2-2.3.0/lib/mini_portile2/mini_portile.rb:373:in 'execute' from /Library/Ruby/Gems/2.3.0/gems/mini_portile2-2.3.0/lib/mini_portile2/mini_portile.rb:115:in 'compile' from /Library/Ruby/Gems/2.3.0/gems/mini_portile2-2.3.0/lib/mini_portile2/mini_portile.rb:154:in 'cook' from extconf.rb:365:in 'block (2 levels) in process_recipe' from extconf.rb:257:in 'block in chdir_for_build' from extconf.rb:256:in 'chdir' from extconf.rb:256:in 'chdir_for_build' from extconf.rb:364:in 'block in process_recipe' from extconf.rb:262:in 'tap' from extconf.rb:262:in 'process_recipe' from extconf.rb:551:in '<main>' To see why this extension failed to compile, please check the mkmf.log which can be found here: /Library/Ruby/Gems/2.3.0/extensions/universal-darwin-17/2.3.0/nokogiri-1.8.3/mkmf.log extconf failed, exit code 1 Gem files will remain installed in /Library/Ruby/Gems/2.3.0/gems/nokogiri-1.8.3 for inspection. Results logged to /Library/Ruby/Gems/2.3.0/extensions/universal-darwin-17/2.3.0/nokogiri-1.8.3/gem_make.out
正直今でも何故こんなエラーが出たかわかりません…どうして…。
とりあえずnokogiri関連のエラーだろうと思い色々調べましたが…結局有効な方法は見つかりませんでした。
(gemのUpdateやrbenvの再インストールとかも試しましたが、上手くいかず…)
色んな記事を見回り散々悩んでいた中、ふとあることに気づきました。
「いきなりgem install rails
とやったのがまずかったのでは?」と。
思えば、Railsのインストール方法をレクチャーしていた記事では例のコマンドの前に色々と他のツールをインストールしていました。
レクチャーサイト通りに1からインストールしていけばいいんじゃないか?
そう思った私は、色んな入門サイトのインストール手順を1からきちんとインストールしていきました。
RailsBridgeで事なきを得た
先に述べた様に、様々な入門サイトのインストール手順を試してみましたが…。
それでも同一のエラーが消えることはありませんでした。
諦めかけた矢先、とある入門サイトのインストール手順を踏んだところ…無事にインストールができたのです!
その入門サイト「RailsBridge Installfest」のおかげで、この難所を突破できました…やったぁ!
docs.railsbridge.org
なお、このサイトのチュートリアルにはGitやHerokuのインストール方法もあります。
どうやらこのサイトの趣旨としては「Railsで作ったアプリケーションをGitでバージョン管理しながらHerokuでデプロイ(利用可能に)する」といった感じらしく…。
まぁでも、Railsのインストールだけならこの辺りのは飛ばしても大丈夫そうですね。
※あと手順の最後に「Atomのインストール」があります。AtomさんはRails開発も対応してるんですね…まぁしてるよねAtomさんだし。
再起動後にRailsが動かない
やっとの思いで出来た環境構築…しかし、またもや困難が立ちはだかります。
まさかの再起動後にRailsが動かない。
rails -v
と入力すると「Rails入ってないからインストールしてね」と怒られるのです!
ええ、何で…??
でもこれは、.bash_profile
にsource ~/.rvm/scripts/rvm
の1行を入れたら直りました。
Railsは入ってたけど、rvmが動いてない状態だったのでしょうかね…。
今後について
何とかRails環境構築は出来たので…。
次はRailsで簡単なアプリを作ってみたいなと思います。
環境構築と違いPrograteで大まかな流れは掴んでるので、上手くいけばいいなぁ、いいなぁ…。
余談- 今回出て来た用語について
今回出てきた初見の用語に関して、ちょっと調べてみました。
Railsでアプリケーションを作るだけなら、直接関わりはなさそうですが…。
よく分からないままツールを使うというのも怖いですしね。
(あと、今回つまずいた原因究明のためにも…)
また、今回調べた際の参考記事のリンクを貼っておきます。
「Rubyを始めよう!・・・・rbenv? gem? rvm?」 - Qiita
RVMとは?(RVMを利用したRubyのインストール) - Qiita
rvmとは?
rvmとは「Ruby Version Manager」の事で、Rubyのバージョンを管理してくれるコマンドラインツールです。
複数のRubyのバージョンを管理でき、これを使えば異なるバージョンのRubyをコマンド一発でインストール/アンインストール出来ます。
類似のものとして、「rbenv」というコマンドラインツールがあるみたいです。
こちらも複数のRubyのバージョンを管理できますが…rbenv自体にはRubyのインストール機能はついてないそうです。
あくまで使用するRubyのバージョンを切り替えられるだけとのこと。
また、rvmよりも機能を削ぎ落としているので、軽量な分あまり機能はないといった感じでしょうか…。
もっとも、プラグインを入れればRubyのインストールも出来る様になるので、沢山カスタマイズすれば望みの運用はできそうですね。
gemとは?
gem(正式名称はRubyGem)とは、Rubyのアプリケーションやライブラリのパッケージです。
Rubyのバージョン1.9以降では、gemはRuby本体に標準で付いているそうです。
gemコマンドを使えば、gemパッケージのインストールやアンインストール、アップデート等を簡単に行うことが可能とのこと。
同種のツールとしてはJavaScript用のnpmとかがありますね。
どういったパッケージがインストール可能かは、こちらのサイトを参照に。
RubyGems.org | your community gem host
また、gemパッケージのランキングサイトもあるため…。
トレンドを抑えておきたいって方はぜひこちらを。
BestGems -- Ruby Gems Download Ranking
gemパッケージは多数あり、実用性の高そうなものもいっぱい…。
Rails向けのお勧めgemがまとめられている記事も見受けられました。何とも沼の香りが…。
【rails】初心者でも使えるGem8選 - Qiita
ちなみに、rvmを用いれば複数のgemを「gemset」としてまとめる事ができるそうです。
ある開発環境ではこのgemsetを、他の開発環境ではこのgemsetを…とすると、とても良さそうです。
rbenvにはそういった機能はないとのことですが…。
rbenv-gemsetというプラグインを導入すれば、同様のことが出来るそうです。
Nokogiriとは?
Nokogiriとは、Rubyのライブラリの1種であり、HTMLやXMLのドキュメント解析に役立つそうです。
この様なWebのHTMLデータを抽出は「Webスクレイピング」と呼ばれているそうです…なるほどなぁ。
こちらの参考記事に、Nokogiriを用いた簡単なWebスクレイピングが出来るRubyプログラムのソースコードがあったので…。
気になった方はぜひこちらを。
Nokogiriを使ったRubyスクレイピング [初心者向けチュートリアル] | 酒と涙とRubyとRailsと
自分としても、こういったWebスクレイピングは非常に興味があります…こういったツール作ってみたいなと思ってたので。
Railsのテストとして、こういった物を作ってみるのも面白そうですね!